2012/08/10

『世界一周』に行けば英語はしゃべれるようになるのか?

はじめまして!レアジョブインターン生の小岩井です


僕は2011年5月~2012年3月まで世界一周をしていました


世界一周中は様々なトラブルに見舞われ、現地で寿司を売ったり、ゲイに襲われたりと毎日生きるのに必死でした


(旅中に撮った絶景写真を交えつつ語っていきたいと思います!)
















































さて、本題ですが今回


世界一周に行った僕が果たして英語をしゃべれるようになったのか?


語っていきたいと思います。


僕の世界一周の始まりは英語大国フィリピン




ここで一か月語学留学をしました。


一か月の語学留学なんてたかがしれている、
そう思っていましたが精一杯やろうと頑張りました


フィリピン留学の強みであるマンツーマンレッスンでは常にしゃべらざるを得ない環境だったので
飛躍的な英語の伸びを実感



フィリピンでの語学留学後、僕はタイ、カンボジア、インド、中東~といった感じで
旅を続けていったのですが日常会話で困ることというのはほとんどなくなりました





















よく使った日常会話は例えば
「ここからどのくらいの時間がかかる?」
「いくら?もっと安くしてよ」
「○泊宿泊したいんだけど空いてる?」


といった感じの旅の必須会話


これは簡単な例だけど相手としっかり意志疎通して誤解が生じないようにする
というレベルまで持っていくことができました


これはやはり語学留学の成果


大体のことはしゃべれるようになってきたと
自信を持っていた僕ですがヨーロッパに行き、挫折します






















流ちょうな英語で意見をぶつけあうヨーロピアンに委縮してしまったのです


宿で旅人同士が集まったとき彼らは国籍を超えて会話し、
意見をぶつけ合うのに島国日本で育った僕は
その輪に入っていくことができませんでした


このころ僕は日本人同士でつるむことが比較的多くなりました


ヨーロピアンと語ろうにも、日本のこと、宗教のこと、旅のことを
深く話せるだけの英語力が備わってなかった


今までの僕は日常会話ができて、
チケットの手配、宿の予約等スムーズにできるので過信していた



だけどヨーロピアンの人たちと話す中で
いかに自分が薄っぺらな会話しかできないか気付かされたのです



それからしばらく中途半端に会話に入り、
中途半端にしゃべるというなんとも情けない状態が続きました



事の変化が起きたのは僕の世界一周ラストとなる国アメリカでした




















僕はあまりにもお金がなさ過ぎて宿代が払えないので、
現地人の家に泊まるという手段に出ました


SNSサイトで、海外の現地人の家に無料で泊まれるサービス「Couch Surfing」を利用したのです


必然的に僕は英語をしゃべらないといけない環境に追い込まれました



4件ほどアメリカ人の家を渡り歩いたのですが
特に印象に残っているおじいちゃんの話をしたいと思います

彼はサンフランシスコに一人で暮らす自由なおじいちゃん、
そして古き時代の典型的なアメリカ人といった印象でした


頑固で自分の主張を押し通す、ここはアメリカなんだから郷に入っては郷に従え、


ときに理不尽な要求も多かった



加えて僕自身ネイティブ英語は最初2,3割しか聞き取れず苦戦しました



一緒に生活させてもらってるわけで感謝はしているが、久々にイラッとし、
このまま黙っていればストレスがたまる一方だった


僕はそういう状況に追い込まれることによって初めて自分自身、おじいちゃんと向き合った


おじいちゃんが僕に言ったことを必死に聞き取った


相手の言いたいことをくみ取ったうえで必死に自分の主張を伝えた


とにかく必死だった


「そんな風に考えていたのか。君の言いたいことはわかった。」


おじいちゃんは確かにそう言った


言わなければ相手に理解されなかった僕の思いが確かに届いた瞬間だった


それからというもの僕とおじいちゃんは仲良く肩を組んだりしながら語り合った




















おじいちゃんのわがままには最後まで振り回されたけど
適度な距離感を築けるようになっていた


こんなに濃厚で思い出深い経験はそうできるものではないだろう



さて、『世界一周』に行けば英語はしゃべれるようになるのか?の答えですが僕の答えは



『NO』



です


世界一周に行ったからといってしゃべれるようになるわけではありません

世界一周しても英語をしゃべれない旅人はいっぱい見てきましたし、
現地で留学してるのにしゃべれない人も少なからず見てきました























































では英語をしゃべれるようになる人としゃべれない人との違いは何なのか??


「しゃべらざるをえない環境に自分を置くことができるか」です


わからない単語がいっぱい出て悔しい思いをして辞書を引いたり、
相手にわかりやすく教えてもらったり、
考えて考えてしゃべることで気づいたら飛躍的に英語の能力は伸びています


これが僕が世界一周で学んだ英語に対するひとつの答えです


これから旅に出る人、留学に行く人、もしくは日本にいて英語を身につけたいと思っている人もみんな
勇気を持って覚悟して「しゃべらざるをえない環境」に飛び込んでみてください



それが英語を身につける最短の道になるのではないでしょうか?